2016/01/31
pikapita
2016/03/28 更新
モーニング、ランチ、ティータイムと、紅茶を飲むシーンはさまざまありますが、その時々の気分で飲みたい紅茶を選べば、よりリラックスな時間が過ごせます。そこで世界の紅茶メーカーから、日本でも人気の高いメーカーを紹介します。ぜひあなた好みの味を見つけてください。
ハーニー&サンズ/HARNEY&SONS
1983年、ジョンハーニーがニューヨーク郊外にて創業した紅茶メーカー。イギリスの紅茶の伝統をもとにしたスタイルにより、本場イギリスの最高級ホテルである「ドーチェスター」のハウスティーに選ばれたほか、紅茶界のオスカーと言われるロンドンのAfternoonTea Award(2007年)に受賞しました。
丁寧に淹れた紅茶の美味しさを、手軽なティーバックに詰めたティーサシェが特徴。ティーサシェのピラミッドの形は、茶葉がゆったりと開き、紅茶の成分が完全に抽出されるように計算されています。
洗練されたパッケージも新鮮
ティーサシェはこのメーカーのこだわり
リプトン/LIPTON
スコットランド生まれのトーマス・リプトンが、1871年アメリカ・グラスゴーに食料品店「リプトン」を開店。いつしか紅茶を取り扱うようになったことをきっかけに、今や世界100カ国以上で親しまれている一大紅茶メーカー。
日本に紅茶が初めて輸入されたのは1906年と古く、2002年に販売された「イエローラベル ティーバッグ」は看板商品。
日本でもよく目にする有数のメーカー
象徴的なイエローラベル
フォートナム&メイソン/FORTNUM&MASON
1707年創業の、イギリス王室御用達の総合高級食品メーカー。紅茶の国イギリスらしいブレンドティーが人気で、中でもアッサムがメインの「クイーン・アン・ティー」のほか、セイロンとオレンジペコーをブレンドした「ロイヤルブレンド」はミルクティーによく合います。
サロンでは“オー・デ・ニール(ナイルの水)”と呼ばれるブランドカラーで装飾された店内で、贅沢なアフタヌーンティーが楽しめます。
高級食品メーカーらしく店構えもラグジュアリー
クイーン・アン・ティー
ハロッズ/HARRODS
ハロッズは、1834年に紅茶を扱う専門店からスタート。現在ではイギリス最大級の高級百貨店として有名です。日本でも親しまれる紅茶メーカーですが、第一号店は1982年に日本橋三越にオープンしました。
イングリッシュティーはハロッズ、という位有名なメーカーらしく、セイロン、ケニア、アッサム、ダージリンをブレンドしたイングリッシュブレックファスト「No.14(ナンバー・フォーティーン)」が人気。ミルクティー向きです。
テディベアでも有名な百貨店
No.14
マリアージュフレール/MARIAGES FRÈRES
1854年、アンリ・マリアージュとエドワール・マリアージュ兄弟によって、パリで茶類の輸入業を営むマリアージュフレール社を立ち上げたことが始まりです。それ以来、本国フランスでは紅茶専門店の老舗となっている紅茶メーカーです。
茶葉の種類が多いのがこのメーカーの魅力で、中でも人気はフレーバードブレンドの「マルコポーロ」。中国茶葉をベースにオリエンタルフルーツや花びらをブレンドした、甘い香りとエキゾチックな味が広がります。
フランスでは紅茶メーカーの代名詞
マルコポーロ
ジャンナッツ/JANAT
ジャンナッツの創業者であるドレス家は、世界的な貿易商だった一族です。1872年、ジャンナッツ・ドレスによりフランス・プロバンス地方にレストランを開業し、その後、2001年にジャンナッツブランドの紅茶が発売されました。
紅茶メーカーとしての歴史は新しいものの、紅茶を始めとする最高の原材料を生産者との強力なパートナーシップのもと直接仕入れるこだわりが信頼を得ています。飼っていた美しい2匹の猫が、このメーカーを象徴するロゴマークになっているのも特徴。
歴史の新しい紅茶メーカーの一つ
ロンネフェルト/RONNEFELDT
1823年にヨハン・トビアス・ロンネフェルト氏により、ドイツ・フランクフルトに設立された最高級老舗紅茶メーカー。優れた品質と、丁寧な製法で独自のブランドを確立しました。
ドイツ国内の5ツ星ホテルのほか、ドバイの7ツ星ホテルなど、世界の一流ホテル御用達の“セレブ高級紅茶”と言われています。ブラックティーやブレンドティー、美容と健康を考えてハーブをブレンドしたウェルネスティーまで、品揃えの幅広さが魅力。
ドイツではセレブも愛飲の老舗メーカー
コブス/KOBBS
スウェーデン最古の紅茶メーカーとして、1809年に設立されました。フェアトレード(公正取引)のオーガニック茶葉を使用しており、ストレートな深みを感じられる定番の「ダージリン」のほか、紅茶と白茶をベースにダイオウ茶、バラの花やパッションフルーツをブレンドした「スウェディッシュ・サマーハウス」などが人気。またルバーブなど、北欧ならではの珍しいフレーバーもあります。“フィーカ”と呼ばれるコーヒーブレイクは、最近はコーヒーの代わりにお茶とスイーツの組み合わせも増えているとか。
スウェーデンで最も古い紅茶メーカー
ルピシア/LUPICIA
種類豊富なフレーバーティーを扱う、日本を代表する紅茶メーカー。ルピシア定番の「トキオ」は、緑茶をベースに、ベリーやマリーゴールドのブレンドで人気のフレーバーティー。また、カフェインが全く含まれていないノンカフェ インのお茶の種類も豊富で、ルイボスやハニーブッシュ、麦茶、イタリアの麦茶・オルヅォなどがおすすめ。
個性的なお茶缶とシールのかわいさから、ギフトとしても幅広い層から支持を得ています。
缶のデザインも人気が高い日本発のメーカー
ティーダブリュジー ティー/TWG Tea
2008年にシンガポールで誕生した新興紅茶メーカー。新しいメーカーに関わらず、現在契約している茶葉農園はインド、ネパール、タイ、ハワイなど38カ国にのぼり、800種類以上もの茶葉を取り揃えるまでになりました。
ファーストフラッシュダージリンに上質なベルガモットを加えた、しっかりとした味わいの「アールグレイフォーチュン」がおすすめ。日本には2010年に上陸。
日本でも大きな注目を集めている
このようにして、日本では世界の紅茶メーカーが百花繚乱のごとく揃っています。今回紹介した紅茶メーカーはほんの一部で、まだまだ日本ではさまざまな紅茶が楽しめます。紅茶もコーヒー同様奥が深い飲み物なので、あなた好みの味を探しにいろいろ試してみてください。
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