2016/04/07
makalon22
2016/04/09 更新
みなさんは琺瑯鍋を活用していますか?使い方やお手入れが難しいと思うかもしれませんが、上手に使えば、美味しい料理を作ることができて、さらに電気やガスの節約もできます。色々な使い方ができる琺瑯鍋を使って、料理のレパトリーを増やしてみませんか?
琺瑯とは、鉄やアルミにガラス質を焼き付けた材質のことです。
この琺瑯がコーティングされた鍋のことを琺瑯鍋と呼びます。
琺瑯鍋の特徴として、「色移りや臭いが残りにくい」「食材の味に影響を与えない」「酸に強い」などが挙げられます。しかし、ガラスですので、急激な温度変化に弱く、乱暴に扱うと割れやすいので、使い方には注意しましょう
琺瑯鍋と呼ばれているものには、鋳物鍋に琺瑯加工をした「鋳物琺瑯鍋」と、銅板鍋に琺瑯加工をした「銅板琺瑯鍋」と大きく2つに分けられます。
鋳物鍋の良いところは、保温性が高いことです。そのため、きわめて弱火で調理できるので、エコになります。また、蓋が重いので、蒸気を逃がさず少量の水分で調理ができます。
鋳物琺瑯鍋の使い方を活用すれば、無水調理をすることができ、野菜の水分やうま味、栄養素を逃さず、おいしくいただけます!
銅板琺瑯鍋の良いところは、熱の伝わりが早いことと、軽いことです。銅板琺瑯鍋の使い方を活用すれば、熱の伝わりが早いことからスープ作りや、酸にも強いところからジャム作りが得意料理です。
ル・クルーゼ(LE CREUSET)は、鋳物琺瑯鍋の中では老舗で有名なブランドです。鮮やかなカラーで種類も豊富ですね。
ストウブ(STAUB)も、鋳物琺瑯鍋の中で有名なブランドですね。色合いはシックで落ち着いたものが多いです。また、蓋には「ピコ」という突起があり、このピコを蒸気がつたって、ムラなく水分が食材に行きわたることが特徴なので、無水調理もできます。
バーミキュラー(VERMICULAR)は、日本の職人さんが作っている日本製の鋳物琺瑯鍋です。
蓋が重く、蒸気の逃げが少ないため、無水料理も可能です。
蓋は重いですが、取っ手がついているので、使いやすくなっています。
また鍋底はグリルパンのように凸凹がついています。
シャスール(CHASSEUR)も老舗ブランドの鋳物琺瑯鍋です。100%フランス製にこだわっており、手作りで仕上げています。また美しいカラーが特徴です。
フタが重いため、ふきこぼれることはなく、また蒸気をバランスよく水滴にして食材に戻してくれます。
銅板琺瑯鍋のブランドの代表的なものには以下のようなものがあります。
野田琺瑯の琺瑯鍋は、シンプルなデザインです。無駄もなく、そのまま食卓で使っても違和感がありませんね。
ダンスクは、特徴的なデザインです。
蓋のつまみが十字型になっており、鍋敷きの代わりに使えます。写真のように重ねて収納する使い方もできます。
琺瑯鍋の使い方で最初にお伝えしたいのが、炊飯です。
琺瑯鍋で炊いたご飯は、絶品です!お鍋の大きさによって、少量から、大容量まで可能です。
ぜひ、お試しください!
◆材料
米 0.5合
水 2/3カップ〜130cc
◆作り方
1、米をといでザルにあげる。または無洗米を用意。
2、鍋(ストウブ14cm)に入れ、分量の水をくわえたら30分ほど浸水する。
3、蓋を少しずらして弱火にかける。全体が沸騰したら、蓋をしっかり閉めて1分。
ごく弱火(とろ火)にして10分かける。
4、火を止めて10分蒸らしたあと、かき混ぜて出来上がり。
※このレシピは少量でしたが、米1合で作る場合、水は180~200ccで作ると良いです。
琺瑯鍋の使い方で、おすすめのレシピ2つ目は、カレーやシチュー、肉じゃがなどの煮込み料理です。
野菜のうま味が凝縮された煮込み料理も堪能してみてください!
<肉じゃがの作り方>
◆材 料(4人分)
豚肉薄切り 200g
じゃがいも 4個
玉ねぎ 2個
にんじん 1本
はるさめ 50g
酒 大さじ5
みりん 大さじ5
砂糖 大さじ2
しょう油 大さじ5
◆作り方
1、はるさめは茹でて戻す。じゃがいも・にんじん・玉ねぎ・豚肉は、食べやすい大きさに切る。
2、鍋に豚肉と酒を入れて炒める。
3、2に、みりん・砂糖・じゃがいも・にんじん・玉ねぎを入れ、フタをして3分強火、20分弱火で加熱する。時々フタを開けて混ぜ合わせる。
4、3に、しょう油とはるさめを入れ、フタをして弱火で5分程度加熱したら出来上がり。
琺瑯鍋の使い方でのおすすめレシピ3つ目は、蒸し料理です。
作り方はとっても簡単ですが、野菜やお肉などのうま味がそのまま楽しめるお料理です。
◆材料
お好みの野菜(キャベツ、玉ねぎ、じゃがいも、にんじん、ブロッコリーなど)
◆作り方
鍋に野菜を敷き詰め、塩を振りかけて、弱火で15~20分蒸したら出来上がり。
琺瑯鍋の使い方で、おすすめレシピ4つ目は、スイーツやパンです。
鍋でスイーツやパンが使えるの?と思うかもしれませんが、琺瑯鍋はオーブンでも使うことができるので、パンやケーキも焼くことができます。
◆材料 [琺瑯鍋22cm1個分]
強力粉 400g
インスタントドライイースト 1g
水あめ 小さじ1
水 300ml
塩 大さじ1/2
いりごま(白、黒。またはケシの実やかぼちゃの種など) 各適量
◆作り方
1、ボウルに強力粉、インスタントドライイースト、水あめ、水を入れ、ゴムべらで粉けがなくなるまでまぜて15分ほどおく。
2、塩を加え、生地を外側から内側に折り込みながら全体に行き渡るようにまぜる。
ひとまとめにしてラップをして冷蔵庫(できれば野菜室)で6~8時間ほどねかせる。
3、全体を軽く丸め、クッキングシートを敷いた鍋に入れてふたをし、室温で1時間30分~2時間おく。
4、生地にごまを振り、ナイフで十文字に浅く切り目を入れる。ふたをして230度に予熱したオーブンで25分焼き、ふたをとってさらに15分焼く。焼き上がったら鍋からとり出し、網の上で冷ます。
琺瑯鍋の使い方で注意することは、鍋を傷つけないように、シリコン製や木製の調理器具を使うことです。
また、洗ったらしっかりと乾燥させて保管しておきましょう。保管の時には乾いた布巾や専用のグッズを使って、隙間をあけておくと良いです!
せっかく購入したお鍋ですから、使い方には注意をして、大切に使いたいですね。
琺瑯鍋の正しい使い方をしていても、時間が経つにつれて、焦がしてしまうこともあるはずです。しかしお手入れをするときに注意することがあります。
琺瑯鍋の表面を傷つけてしまうため、金属タワシや研磨剤が入ったスポンジ、メラミンスポンジ、クレンザーなどは使わない。
表面の光沢が取れてしまうため、漂白剤(酸素系を含む)を使わない。ということです。
琺瑯鍋を焦がしてしまった時には、重曹を活用して、いつまでもきれいに使っていきましょう。
◆使い方
鍋に水と重曹を入れて沸騰させる。
お湯が冷めたら、スポンジでこすると汚れが取れます。
また、研磨剤が少なくホーロー表面を傷つけにくい、ル・クルーゼの専用クリーナーもあります。
いかがでしたか?
琺瑯鍋の使い方について、まとめてきましたが、琺瑯鍋といっても、たくさんの種類がありました。
またレシピを見ているだけでも、様々な使い方ができますね。
琺瑯鍋を購入する際には、家族構成や作りたい料理によって、サイズも変わってきます。
またブランドも、たくさんあるので、使いたい!と思うお鍋を見つけて、いろいろな料理に使ってくださいね。
琺瑯鍋の使い方をマスターして、さらに自分の使い方も見つけていきましょう。
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