2016/05/07 更新
医食同源! インド料理のスパイスを取り入れて体の中からキレイに♪
「インド料理はスパイス料理」と言われるように、インドカレーもルーではなくスパイスから作るのが通常です。数多くのスパイスを使いこなしてインド料理は作られますが、それぞれのスパイスには健康効果があり、まさにインドの医食同源! その中から代表的な種類を紹介します。
インドの食はスパイスなしには語れないくらい、インドの家庭では毎食スパイスを使った料理が食べられています。
それぞれのスパイスには整腸作用や消化作用などがあり、その日の体調や食材に合わせて使うスパイスの種類などを決めるのです。
さらには、スパイスの組み合わせによって健康にいい影響がもたらされ、まさに「医食同源」ですね。
数多くあるスパイスの中でも、インド料理によく使われるスパイスの一部を紹介します。
スパイスはインドの医食同源!
カレーの本場インドでは、各家庭でブレンドしたスパイスを使ってカレーを作ります。
家でインドカレーを作る際は、動物性油脂がたくさん含まれているカレールウを使うよりも、カレー粉で作る方がより健康効果が期待できますよね。
インドカレー作りにおすすめ①クミンシード
インド料理の基本スパイスの一つ。
カレーやインド料理の炒め物の香り付けに最適で、油で炒めるといっそう香りが引き立ちます。
食欲増進と、消化を促す効果があるので食欲のない時におすすめ。また、腹痛や胃痛を和らげてくれる効果などもあります。
インドカレー作りにおすすめ②ターメリック
インドのカレーを黄色く着色するスパイスとして使われます。
ターメリックは「秋ウコン」とも呼ばれ、キョウヨウ(春ウコン)やガジュツ(紫ウコン)と区別されて呼ばれています。
クルクミンという成分が肝機能向上に効果があるため、2日酔い、ダイエット、肌トラブルにも効果があると言われています。
インドカレー作りにおすすめ③レッドペッパー
別名「赤唐辛子」。焙煎した赤唐辛子もブレンドし、料理に辛みを付けるために使われますが、それだけでなく香ばしい香りも特徴です。
カプサイシンという成分が血行を促進し、身体を温めてくれます。
また、健胃薬、しもやけや凍傷の低温障害の治療、育毛剤などにも利用されています。
インドカレー作りにおすすめ④コリアンダーパウダー
クミンシードと並んで、インドカレーには必須のスパイス。
ちなみに、パクチーはコリアンダーの葉っぱのことです。
種子がスパイスとして用いられ、甘くマイルドな柑橘系に似た香りとほのかな辛みを持っています。
ビタミンCやカルシウム、鉄などの栄養素を豊富に含んでおり、美肌効果は抜群。
そのほか鎮静効果により、偏頭痛を和らげてくれます。
インドカレー作りにおすすめ⑤ガラムマサラ
ガラムマサラはミックススパイスの一つ。
シナモン・クローブ・ナツメグといった基本の3種類のスパイスに、さまざまな香辛料を加えて作られていて、複数のスパイスを加熱後、粉砕し、ブレンドして作ります。
インドでガラムは「暑い(熱い)」、マサラは「ミックスしたもの」という意味で、香り付けを目的に調合されています。
チキンやマトンのカレー、タンドール料理などに最適。
ブラックペッパー
未熟なものを乾燥させたのがブラックペッパーで、完熟した実の皮をむいて乾燥させたのがホワイトペッパー。
辛味と香りが特徴。
グリーンカルダモン
甘い香りが特徴のスパイスで、インドのマサラチャイの香り付けによく使われる。ほかにピラフや、お菓子にも。
油分を除く効果により、食事の後の口直しにも利用されます。
シナモン
世界最古のスパイスの一つと言われ、甘みを引き立てる香りのスパイスです。
アップルパイなどのお菓子に使用されることが多いです。
クローブ
甘い香りがするスパイス。
胃腸の働きを高める作用や、防虫、防腐、鎮痛効果があります。
また、口臭を消す効果もあります。
ベイリーフ
フランス語ではローリエ。
さわやかではっきりした芳香により、油で炒めて香りを出して使います。また、料理にそのまま煮込んで香り付けとしても。
インド料理に使われるスパイスの数々いかがでしたか?
今回は代表的なスパイスを紹介しましたが、インド料理に使われるスパイスの種類はまだまだあります。
インドカレーに使う基本のスパイスを知っておけば、家庭で本格的なインドカレーが作れますし、日頃の料理にも、用途に応じてスパイスを使い分けられます。
インド料理のスパイスの効果を利用して、体の中からキレイになって下さい!