カセットコンロが不要の卓上IHクッキングヒーターのおすすめを紹介
2016/04/08
shimo19
2016/06/16 更新
近年、IHクッキングヒーターの躍進が止まりませんよね。今使っているガスコンロを買い替えるのにどちらにするか悩む人も多いはず。今回はIHクッキングヒーターとガスコンロを徹底的に比較してみました。比較することで自分向けの機種が決まりますよ!
最近よく聞くようになったIHクッキングヒーター。
ガスコンロに変わる調理器具なことはわかっているけど、なんだかよくわからないという方もいることでしょう。
その見た目からガスコンロと比較すると高そうだし、近未来的な感じがして使いにくそうと感じるという声もあります。
ちなみにIHクッキングヒーターはこれとは違いますよ!
こちらはIHクッキングヒーターではなく、一般的に電気コンロと言われている昔からある調理器具です。
電気コンロはガスコンロと比較して火力が弱く、お湯が沸くまでにとても時間がかかると言われていました。
しかし、IHクッキングヒーターはコンロ本体が熱を出す電気コンロとは仕組みが違います。
IHクッキングヒーターはとっても簡単に言ってしまうと、プレート下にある磁力発生コイルから発生する磁力線が、鍋底を通過することで発熱する仕組みです。
そのため、IHクッキングヒーターで調理している鍋やフライパンは底の部分のみ熱くなり、調理中でも鍋の縁を直接持ててしまほどです。
他の調理器具と比較して熱効率が良かったり、直火を使わないため安全だったりと、比較的利点ばかりが取り上げられていますよね。
だからと言って決してガスコンロが悪いということではありません。
ガスコンロもIHクッキングヒーターもどちらも生活スタイルに合った人が使うべきなんです。
今回いろいろなポイントを比較することで、IHクッキングヒーターの良さもわかっていただけると思います!
IHクッキングヒーターはガスコンロと比較すると使用する鍋やフライパンの幅が狭くなります。
先の述べましたが、なべ底を加熱する仕組みのため、鉄やステンレスの鍋が必要になります。
オールメタルと言って、ほぼすべての金属製鍋を使用できる機種もありますが、通常のIHクッキングヒーターと比較すると価格が上がります。
但し、IHクッキングヒーターの進化と共に対応器具が増え、土鍋なども出てきていますので、買い替える必要はありますが、そんなに困るポイントにはならないと思います。
ガスコンロは使用する鍋やフライパンの素材を選ぶ必要がありません。
土鍋も迷わず使うことができますし、何よりも鍋やフライパンの買い替えをしなくて済むことが経済的メリットですね。
ガスコンロと比較した時に一番大きく異なる部分が炎が出ないことではないでしょうか。
炎の出ないIHクッキングヒーターの場合、火力は天板にある液晶で確認します。
炎が見えない分、使い始めの頃はいまいち感覚がつかめないこともあると思いますが、慣れれば腰を屈めることなく、火力調節ができるので腰痛のある方には楽かもしれませんね。
また、IHクッキングヒーターは炎が出ないため火力が弱いと思っている方が多いようですが、今のIHクッキングヒーターは機種によってはガスコンロよりも火力が強いものもあります。
その点ではガスコンロと比較しても劣ることはありません。
ガスコンロに慣れている人からすれば、この炎を見て火力調節ができることは魅力です。
実際に炎の出方を見て、調理できるので感覚調理が可能になります。
火力のところでも書いた通り、IHクッキングヒーターは炎が出ません。
そのことから調理中、服や布巾に炎が引火する心配がないことからガスコンロと比較して安全性が高いと評価されています。
但し、この安全性は各機種の取扱説明書の指示通りに使用した場合に限られます。
国民生活センターが行った実験で、てんぷら調理を適正以下の油量で行ったり、IHクッキングヒーター対応ではあるが、指定外の鍋で行った場合に発火したとの報告があります。
また、調理用途に合った加熱ボタンを使用しないと同じく発火したり、空焚き状態の放置により鍋底が600℃を超え赤熱化したとの報告もあります。
その他、IHクッキングヒーターで使用されている電磁波が体に悪影響を及ぼすという情報がネット上で広がっていますが、真偽のほどは定かではありません。
IHクッキングヒーターと比較すると、やはり炎が出る分、火災や引火の危険はあります。
しかし、近年はすべてのコンロにSiセンサーの設置が義務付けられていたり、チャイルドロック機能の搭載が当たり前になっていたりと安全性を意識した設計になってきています。
IHクッキングヒーターの安全性でも挙げましたが、最終的には使い方次第ということですね。
IHクッキングヒーターはガスコンロでお馴染みの五徳がありません。
その点からガスコンロと比較するとIHクッキングヒーターの方が断然お手入れが簡単です。
また、フルフラットなことと、鍋を置いた部分しか発熱しないことから、調理中でもIHクッキングヒーターに物を置けてしまうという利点もあります。
ガスコンロも機種を選べば、IHクッキングヒーターと同じようなガラストップの天板で、比較的フラットな部分が多いものがあります。
そのようなガスコンロはお手入れも比較的簡単ですが、五徳の掃除だけは残ってしまいますね。
しかし、その五徳も食洗機対応製品が出ていますので、今までのガスコンロと比較するとだいぶお手入れが簡単になっています。
但し、これはほとんどの場合ビルトインタイプで、置き型のガスコンロの場合はもう少し手間がかかってしまいます。
IHクッキングヒーターはとても高価なイメージがありますよね。
以前はそのイメージ通り、とても高価な製品でした。
しかし、現在はガスコンロの同等品と比較して、1万円~3万円程度の差で購入できる機種もあります。
ビルトインか置き型かで本体価格は大幅に変わりますし、ビルトインの場合は工事費用が加算されるので、価格差も大きくなります。
IHクッキングヒーターとガスコンロ、どちらが自分に合っていると感じましたか?
どちらも魅力的なポイントがありますので、その答えは人それぞれだと思います。
今回比較したポイント以外でも、電気代や停電時のことなど比較できるポイントはたくさんあると思います。
安い物ではないので、じっくりしっかり比較して、自分に合った製品を選んでくださいね!
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