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    これで安心!鉄製フライパンが焦げ付かない方法をご紹介します!

    少し前まではテフロン加工のフライパンに人気が集中していたのですが、最近は昔ながらの鉄製のフライパンに人気が集まり始めています。そんな鉄製のフライパンが焦げ付かない方法をご存知ですか?意外と知られていない、鉄製のフライパンが焦げ付かない方法をご紹介します。

    鉄製フライパンの特徴とは?

    鉄製フライパンの材質は言うまでもなく鉄です。 鉄は他の金属(例えばアルミニウムや銅)などに比べると、熱伝導率が少し劣るのが現実です。しかし鉄は1000℃の高温に耐えることができるため非常に耐久性があります。ちなみにアルミニウムの場合、耐えられる温度は約600℃ほどと言われています。 ですから、いったん熱くなるとそのまま熱を保持できるのが最大の特徴とも言えるでしょう。

    また、鉄製のフライパンは焦げて真っ黒になってしまっても再生できると言うメリットがあります。しかし実際に再生するときには、表面を研磨して錆びや汚れを削る必要があるので、大変と言えば大変ではあります。しかし鉄製のフライパンは長持ちし、使えば使うほど年季が入って味わいが増しますので、なおさら愛着が増してくるのも事実です。そんな鉄製のフライパンですが、焦げ付きやすいとの評判もあります。では、焦げ付かないようにするためには、どうしたら良いのでしょうか?

    鉄製フライパンが焦げ付かないようにするためのポイント

    まず、テフロン加工のフライパンは多少火加減が強くても、油の量が少なかったとしても、焦げ付かないですよね。これに対して鉄製のフライパンは、調理する材料に見合った火力と適正な油の量を誤ってしまうと、食材を焦がしてしまうのです。この原因は何かと言うと、鉄製フライパンはテフロン加工のものより、より強い熱量が伝わるからだと言えます。では、鉄製フライパンで焦げ付かないように調理するためには、どうすれば良いのでしょうか?

    鉄製フライパンを焦げ付かないように調理するためには、火力は普段より弱めにし、調理に適正な油を使用すること、あとは説明書に書いてある「油返し」を確実に行うことにあります。これらのことを忠実に守りさえすれば、鉄製のフライパンは焦げ付かないのです!

    焦げ付かないように調理するための「油返し」とは?

    では、焦げ付かないように料理するポイントのひとつとも言える「油返し」。この「油返し」とはいったい何のことかわかりますか?「油返し」はフライパンの手入れのなかでも、よく使う方法なので、しっかりと覚えておいて下さいね。

    それではフライパンが焦げ付かないように調理するためのポイント、「油返し」の方法です。まず、中火で時間にして約1分程度予熱します。(目安は水滴を落として水滴がコロコロと転がるくらいです)次に多めの油をフライパンに入れて、ゆっくりと回しながら5~8秒くらいで温まった油を全体に行き渡らせた後、かすかに油煙が出てきたら、余分な油を油缶などに移します。以上で油返しは完了です。調理前にこの「油返し」をしっかり行う事が、食材が焦げ付かないための大切なポイントでもあります。では、焦げ付かない調理方法はご存知ですか?

    鉄製フライパンが焦げ付かない調理方法

    焦げ付かない調理方法のポイントは、その火力にあります。フライパンに残った油がジワジワと波打つような感じになれば、調理開始の目安(180度くらい)となります。調理を始める時の基本は「弱火」です。十分に予熱したフライパンは基本的には弱火で十分ですが、食材の量や温度によっても違う場合がありますので、注意しましょう。

    再び、火力を強くする時は中火くらいに調整します。絶対に強火にしてはいけません。鉄製のフライパンを焦げ付かないようにするためには、強火にはしないでください!意外とこの火加減を知らない人が多いのです。フライパンに食材が焦げ付かないようにするためにも、火加減はとても大切なのです。

    鉄製フライパンが焦げ付かないようにするための洗い方

    鉄製フライパンは正しく手入れをして料理に使えば使うほど、表面に油がしみ込んで、油なじみがよくなり、食材が焦げ付かないようになっていきます。しかし何も知らない人は、料理のたびに洗剤や金属タワシでゴシゴシと洗っていますよね。このような方法で洗ってしまうと、せっかく馴染んだ油をこすり落としてしまっているようなです。自ら、フライパンを焦げ付くようにしてしまっているんですね!では、どう洗うのが焦げ付かない洗い方なのでしょうか?

    鉄製のフライパンは基本的には洗いません!えっ!?と驚かれるかもしれませんが、実は水で流すだけで充分なのです!焦げ付かないようにするためには、水洗いだけにするのが一番なのです!もちろん補助的にタワシ(亀の子タワシ)を使用したりもしますが、基本的には汚れを流すだけです。料理人がこよなく愛して使っている鉄製のフライパンが焦げ付かないのも、実は水洗いが基本だからなのです。ただし、カレーなどの色が移りやすいものや、匂いがきついものなどの調理をしたときは洗剤を使って洗って下さいね。

    なお、洗剤を使った後は必ず「油返し」をして下さい!(裏面には油を付けてはいけません)こうすることで油が馴染み、焦げ付かないようにできます。また、洗った後は水を切って強火にかけ、水滴が半分くらい蒸発したところで火を止め、冷めたら片づけるようにしましょう。焦げ付かないようにするためには、毎日のフライパンのお手入れ方法が大切なのです。

    焦げ癖のついたフライパン

    鉄のやっかいなところは、一度焦げると焦げた成分が表面に残って、 次に料理したときに同じように焦げてしまうところです。 しかしこれは直せますのでご安心下さい。 焦げ付きは頑固に見えて表面だけなのです。焦げ癖があるフライパンでも、焦げ付かないフライパンに再生できるのです。

    では、焦げ癖がついたフライパンのお手入れ方法をご紹介します。まず、クレンザーと濡れたナイロンタワシで 鍋の内側をゴシゴシ磨きます。(油膜を全部とるためです)磨き終わったら水できれいに洗い乾かします。サンドペーパーで鍋の内側を徹底的に磨きます。 磨き終わったら水できれいに洗い、水分を完全にふきとって下さい。最後に強火で、最初に行った「空焼き」をします。このとき玉虫色に焼けたら火を止め、熱がある程度冷めてから「油ならし」をおこないます。この手入れは何回やっても(つまり、何回失敗しても)差支えありません。 鉄は表面に何もコーティングしていないタフな素材だからです。 何度でも玉虫色の酸化皮膜が再生します。 焦げ癖がついていても、これを行う事でフライパンが再生し、また焦げ付かないフライパンに戻るのです。ちなみに、このお手入れは「焦げ癖をなおす」他に、 「万一錆びた場合」や「お手入れを怠って汚れが分厚くこびりついたのを落とす」 時にも使える方法です。

    まとめ

    いかがでしたか?鉄製のフライパンは、お手入れ方法さえ間違わなければ、焦げ付かないフライパンとも言えます。多くの人はそのお手入れ方法を知らないので、洗剤や金タワシを使って洗い、余計に焦げ付くようになってしまい、鉄製のフライパンは使いにくいというのが広まっているようです。きちんとお手入れをして正しく使えば焦げ付かないので、 寿命もテフロン加工より何倍も長持ちする鉄製のフライパン。あなたも鉄製のフライパンで調理する事やお手入れ方法にさえ慣れてしまえば、洗うのが簡単でしかも長持ちしますし、食材が焦げ付かないので、使いやすいかもしれませんよ。  

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