2016/04/03
かわもっさん
2016/03/13 更新
皆さんは、スキレットをご存じでしょうか?スキレットとはどういう調理器具なのかを知ることで、よりおいしい料理がつくれます。また、手入れが必要なスキレットなので、しっかりとスキレットの手入れを理解することで、より良い使い方ができます。手入れはとても大切です。
【手入れの前に】スキレットとは?
スキレットとは、すき焼き鍋やダッチオーブンに使われている鋳鉄製のフライパンです。一般家庭のフライパンは、炒め物がしやすいように軽く、フッ素樹脂などで表面加工が施されています。一方、スキレットは威勢良く炒め物なんかできないほどずっしりと重く、生鉄のままなんの加工もされていないのが特徴です。
【手入れの前に】スキレットは魔法のフライパン
素材こそがおいしさの秘密であり、スキレットが「魔法のフライパン」と呼ばれる理由でもあるのです。分厚い鉄はまんべんなく素材に熱を伝え、驚くほどに食材の旨みを引き出します。いつもの家庭のハンバーグがスキレットで調理するだけで専門店の味に変身してしまうのです。
スキレットのお手入れ方法
スキレットを買って使ってみてのはいいんだけど、なんだか焦げ付きやすい?なんて感じている方も居るかもしれません。その場合は扱い方が誤っている場合も。実はスキレットのような鉄製のフライパンはお手入れがかなり重要になってくるのです。
スキレットのお手入れは、油を塗る
シーズニング(ならし)はスキレットを使いはじめる前にする最初のお手入れです。これをきちんとすることで焦げ付きを防ぎ、扱いやすいスキレットになるのです。シーズニングという手入れ方法は、スキレットの表面に汚れなどがあった場合には塩で磨き、丁寧に洗い流してよく乾かします。よく乾いたら植物油を少量使い、まんべんなく広げます。ハンドルの部分や裏側も忘れずにオイルを塗って下さい。
スキレットのお手入れは、オーブンで熱する
スキレットを裏返した状態でオーブンに入れ、180度のオーブンで1時間熱します。塗ったオイルが落ちた時のためにオーブン皿を使うか、オープンラックに乗せて下にホイルを敷いて置きましょう。スキレットのお手入れ方法は以上です。このお手入れを定期的に行うことで、長くおいしい料理がつくれることができます。
錆びついたスキレットの手入れ
長期間保管していて使おうと取り出したらサビが!なんていうこともありがちなスキレットですが、手入れ次第で元通りになります。錆びたらもう使えないなんてことはありません。あきらめないで手入れしたら、また使えるようになります。手入れ方法をよく理解して、スキレットを愛用していきましょう。
錆びついたスキレットの手入れは、金属たわしで!
錆びついたスキレットの手入れ方法ですが、まずはサビを金属たわしでしっかりと落とします。綺麗に洗い流したら、キッチンペーパーなどで水気を取り乾かします。その後はシーズニングの手入れと同じように、よく乾かした後オイルを塗り、オーブンへ入れます。冷めるのを待てば、ピカピカ元通りのスキレットになります。
錆びついたスキレットの手入れは、じゃがいもでも!
錆びついたスキレットの手入れには、じゃがいもも有効です。半分に切ったじゃがいもでこすっても綺麗に取れますが、サビがしつこい場合には重曹を使うか、粗塩をスキレットに入れた状態で磨くと効果的な手入れになります。
スキレットの手入れの注意点
スキレットは鉄で出来ています。調理後、すぐの熱々の状態で水を掛けてしまうと割れてしまうこともあります。洗浄に使うのも冷水よりぬるま湯が望ましいです。調理後は、ペーパーなどで粗方の汚れを拭っておくと冷めてから洗うという手入れのほうが楽です。
洗剤は使わないように!
洗剤を使用してスキレットを洗うと折角なじませたオイルが抜けてしまいます。そうなると焦げ付き・サビつきの原因に。洗うときは水のみで、頑固な汚れには重曹を使うと良いでしょう。洗剤を使った場合にはすぐにスキレットを火にかけ、オイルでシーズニングしなおしてください。
自然乾燥はなるべく避ける
スキレットを洗った後はサビを避けるためにも、自然乾燥より中火に掛けて乾燥させるのが良いです。温かいうちにオリーブオイルを少量塗っておくとより良いです。完全に冷めたら新聞紙などにくるんで保管すると空気中の水分などから守られます。手入れの注意点を把握することで、スキレットは長く使えます。おいしい料理をつくる大切な調理器具ですので、ぜひ参考にしてみてください。
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