『電子レンジ・オーブンレンジ』の魅力を知って、料理の幅を広げよう
2016/03/01
hiro1439
2016/06/14 更新
一家に一台が当たり前の電子レンジ。今や電子レンジは95%以上の家庭に普及しています。最もポピュラーな家電とも言える電子レンジを比較して驚愕するのは価格差ですよね。一体どれを買ったらいいの?と悩んでいる人におすすめの電子レンジ比較ポイントをご紹介します。
一人暮らしをはじめたばかりの若者から、子育てが終わりゆったりと暮らす高齢者まで、ほとんどの家にある電子レンジ。
その普及率は95%を超えているそうです。
電子レンジが普及し始めてかなり時間が経っているので、買い替えを検討する人も常にいる状態ですよね。
買い替えのために実際に見て比較しようと、電子レンジ売り場へ行って驚く人も多いのではないでしょうか。
機種が多すぎるのはもちろんですが、一番困るのはその価格差!!
数千円のものから、10万を超えるものまでズラーっと並んでいますよね。
こうなってくると電子レンジを選ぶうえで、価格は比較ポイントになりません。
だいたいこの価格差は何が理由なの?と困惑する方も多いようです。
電子レンジの価格差は各電子レンジの持つ機能や性能などによって大幅に変わっているんです。
そのことから、電子レンジを比較する時は価格比較でなく、各電子レンジの機能や性能を細かく比較することをおすすめします。
電子レンジにはいろいろな加熱方式があり、その方式によって食品の加熱や調理できる幅が異なります。
どういう用途で電子レンジを使うかをよく考えて、比較するポイントになります。
マイクロ波は電子レンジの基本機能で、低価格の電子レンジはこの加熱方式が搭載されていることがほとんどです。
マイクロ波は波長の短い電波で、食品が持っている水分に振動を与えます。
その際に発生する摩擦熱で食品を内部から温めます。
空気自体を加熱し、その空気が食品に当たることで焼く加熱方式です。
最近の電子レンジには搭載されている機種が多いです。
比較的低価格の機種には「上下ヒーター式」という、庫内の上下に設置されているヒーターからの熱で食品を加熱する方式が搭載されています。
比較的高価格の機種には通常よりも電子レンジ内部の温度を高温にすることができる「強制循環式」が搭載されています。
オーブンと似た機能に感じますが、オーブンが加熱した空気で焼くのに対し、グリルの場合はヒーターの熱で直接食品を焼きます。
オーブンとグリルを比較すると、グリルは焼き目をつけて一気に焼き上げる料理に適していると言えます。
数年前から流行の兆しを見せているスチーム加熱方式です。
加熱水蒸気を利用して食品を加熱するため、マイクロ波のように食品の水分を逃がすことなく加熱することができます。
マイクロ波の電子レンジと比較すると、食品や料理がジューシーに仕上がります。
但し、この機能を搭載した機種は価格が高いものが多くなっているので、自分の料理スタイルをよく考えて必要かどうかを検討する必要があります。
オーブントースターの機能を搭載した電子レンジも多く出回っています。
昨今、調理家電が増えているため、置き場所に困ることもありますよね。
このタイプの電子レンジがあるとオーブントースターが必要なくなり、場所的にはスッキリすると思います。
しかし、オーブントースターと比較するとトーストが出来上がるまでの時間は長く、パンの持っている水分が奪われてしまうという残念な点もあります。
比較的多くの機種に搭載されている加熱方式ですが、この機能だけのために購入価格が高くなる場合は、再度他の機種とも比較することをおすすめします。
昔は食品や料理を温めるだけしかできなかった電子レンジですが、今はコンロに変わる調理器具とも言えるほど多数の機能があります。
機能は多機能、高機能が良いに決まっている!と思っている方はちょっと待ってください!
この機能こそ、電子レンジの価格差を広げている原因なんです。
しっかりと自分が求める機能を見極め、必要な機能だけを搭載している機種を選ぶことでより低価格の製品を購入することができます。
電子レンジの価格差を生み出している機能と言っても過言ではない「センサー機能」です。
センサー機能は4種類あり、このセンサーの精度によって価格が大幅に変わります。
【赤外線センサー】
庫内の食品表面の温度を赤外線センサーで確認しながら温めます。
温め中の食品温度によって自動で加熱調整をしてくれるため、非常に便利ですが、比較的高価格な機種にのみ搭載されています。
【重量センサー】
庫内のテーブルに置いた総重量をセンサーが感知し、加熱時間を調整します。
重量センサーはあくまでも食品の重さではなく、テーブルにかかる総重量を感知するため、重たい食器を使用するとその分、加熱時間が長くなります。
【蒸気センサー】
食品からあがる蒸気を感知して加熱調節を行います。
このタイプの場合、食品や器にラップをすると蒸気が感知できなくなり、加熱時間が長くなってしまうので、注意しなければなりません。
【温度センサー】
オーブンやグリル機能を使用時に作動するセンサーで、庫内温度を感知して加熱調節します。
初めてみた時は驚いた、自動あたためボタン。
これはこのセンサーにより管理されているんです。
この自動あたため機能を存分に活用したい場合は、高性能なセンサーを搭載した機種を選ぶ必要があります。
もちろんですが、センサーの性能が高くなれば、その分電子レンジの価格も高くなります。
この点では価格とセンサーをしっかり比較する必要がありそうですね。
忙しい主婦の方や、料理が苦手な方にはとっても便利な機能「オート調理」です。
これは、電子レンジ本体に内蔵のメニューボタンを押すだけで特定の料理を作ってくれる機能です。
食材を洗ったり、切ったりする手間はありますが、「焼く」「蒸す」「煮る」などを電子レンジが勝手に微調節しながら調理してくれます。
コンロを使う必要がなくなり、掃除の手間が減ることも魅力です。
電子レンジの扉を開けた時に、お皿のようなテーブルがあるタイプとないタイプがありますよね。
このテーブルがない(回転しない)タイプを「フラットテーブル」、回転するタイプを「ターンテーブル」と言います。
ターンテーブルは電子レンジが出始めたころから搭載されており、現在では比較的低価格の機種に多く搭載されています。
ターンテーブルを搭載している機種はセンサーの性能が低い機種が多いです。
フラットテーブルは比較的高価格な機種のメインとなっており、テーブルが回転しないため庫内いっぱいに使うことができます。
また、清掃する際も楽なので、人気があります。
最近の電子レンジは多機能になった分、操作が難しく感じることがあります。
高齢者が使用する場合や、あまり電子レンジを使わない場合はやはりより簡単な操作方法で使用できる機種を選択した方がよいでしょう。
多くの電子レンジには消費電力(W)を選択する機能があります。
消費電力が大きいほど、調理時間が短くなります。
消費電力の調節が必要が使い方をする場合には、より簡単に調節できる機種を選んだ方が良いでしょう。
昔はタイマーをダイヤルでセットするだけの電子レンジが主流でした。
しかし、現在の機種は様々な機能がついていることもあり、より複雑化している面があります。
操作ボタンは大きく分けて3種類。
昔ながらのダイヤルタイプ。
このタイプはわかりやすいので高齢者でも簡単に使えます。
現在の主流はボタンタイプで、いくつかのメニューに分かれているものが多いです。
最近ではタッチパネル式の電子レンジも増えてきましたが、まだ全メーカーが対応しているほどは普及していません。
また、タッチパネルは好みがあり、操作しづらいという声もあります。
ダイヤル、ボタン、タッチパネルを比較すると、ダイヤルは低価格帯の機種に、タッチパネルは高価格帯の機種に搭載されていることがわかります。
自分の好みで選ぶことも良いですが、やはり価格と比較することがおすすめです。
大きな家電になりますので、置き場所の確保が必要になります。
電子レンジは本体が熱を持つので、周囲にある程度の余裕が必要です。
中には背面のみ余裕がいらない機種もありますが、基本的に前後左右上下に空きスペースを確保できるサイズを選びましょう。
また、電子レンジの消費電力は比較的大きいため、安全に利用することを考え、延長コードではなくコンセントから直接電源を取るようにしなければなりません。
電子レンジを置く予定の場所付近にコンセントがあり、コードの長さが足りているかも確認しましょう。
電子レンジのように大きな家電は、隠すよりインテリアとして見せたい人も多いでしょう。
また、好みのデザインの方が料理のやる気がでる!という人もいるようです。
最近ではオシャレな電子レンジも多数出ていますので、食品を温めるだけに使用する場合はデザイン性を最重視しても良いでしょう。
多機能の製品でも上の写真のように面白いデザインの機種もあります。
この製品は電子レンジ機能の他、トースト専用機能を別に設けているため、斬新なデザインで人気があります。
価格差がある理由を何となくでも理解していただけましたか?
電化製品の進化が目覚ましいこの時代ですので、機能や性能もどんどん新しくなります。
製品を比較するとどうしてもより良い機能に目が移ってしまいますが、価格と機能を比較して、自分に合った機種を選んでくださいね。
電子レンジ選びに疲れてしまうと、最終的に「なんでもいいや」となってしまうので、いろいろな機能を楽しく比較してくださいね!
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