2016/03/04
hiro1439
2016/02/03 更新
お味噌汁などを入れるお椀は、毎日使う大事な食器ですよね。でも「何故こんなに価格が違の?」って不思議に思ったことはありませんか?そこで今回この記事では、漆器の種類や特徴、おすすめの物などについてお伝えします。これを読めば、漆器のお椀の知識が身についちゃますよ!
日常的に使う漆器のお椀は、私たち日本人には馴染み深い食器。この漆器は海外で「ジャパン」と呼ばれ、多くの漆器コレクターもいるそうです。いつも見ている漆器のお椀ですが、一体どんな食器なのか、よく知らない人も多いのでは?そこでまずは”漆器”について調べてみました!
漆器(しっき)は、木や紙などに漆(うるし)を塗り重ねて作る工芸品です。日常品から高級品、お椀などの食器、根付など様々な物があります。漆を表面に塗っているので、長持ちするのが特徴です。
ウルシ(落葉高木)から採れる加工した樹液が漆(うるし)。これを加工された素地に塗っていきます。木の場合だと、30から40もの工程を経て漆器に仕上げるのだとか。このほか利用される素地には、乾燥された木材、竹、紙、金属などもあり、最近では合成樹脂も使われます。
日本では縄文時代から漆を使用してきて、古い芸術品の漆器などが多く残っています。また漆器は生活用品としても古くから親しまれてきました。現在日本では全国各地で漆器が生産されていて、「会津塗」「輪島塗」などは国の伝統工芸品に指定されています。有名な漆器のお椀は贈り物などにもおすすめです!
ショッピングセンターなどで並んでるお椀は、リーズナブルな物も多く、漆器のお椀は価格の幅が広いですよね。それは使われている素材などが関係しているのかも?では次に、漆器のお椀の種類について見ていきましょう!
①木製
最も一般的で、欅(ケヤキ)、ミズメ桜、栃、センノキなどが使われます。特に欅は木目も美しく、漆器の素材として、最高級の木とされています。
②木紛加工品
木の粉に樹脂をまぜて、型を使って固めたもの。天然木加工品や、木乾と呼ばれます。木製に比べて価格を抑えることができ、複雑な形に成型できるのも特徴です。
③プラスチック、ABSなどの樹脂製
木紛加工品と違い、樹脂だけを固めて作った物です。
カシュー、ウレタン塗料は、漆に比べると価格も安く加工しやすいのが特徴。また色のバリエーションも豊富なので、デザイン性が高い物を作れるという点でも優れています。漆器のお椀は使われている素材や塗料に、このような違いがあったのですね。お店で漆器のお椀を見たら、こういう所もチェックしてみましょう!
①電子レンジ、オーブン等で使用しない。
②お椀に沸騰したての物を入れる際は注意する。塗りが白く変色してしまう場合があります。すぐに飲める程度の熱さなら大丈夫です。
③冷蔵庫に入れると漆器が乾燥するため、ひびが入る可能性があるので注意しましょう。
④漆器を水につけたまま、長い間放置しないこと。
⑤漆は元々強い塗りですが、保存用として物を入れたままの使用は避けましょう。
①台所用中性洗剤を使って、やわらかいスポンジで洗いましょう。
②洗い終わったら、自然乾燥よりも布巾で拭くようにすること。漆が長持ちします。
③食器洗浄機、乾燥機の使用は避けましょう。
①漆塗りは紫外線を嫌います。直射日光の当たらない食器棚に収納しましょう。
②漆器は極端な乾燥も苦手です。長く使用しない場合は、食器棚に少量の水を入れたコップなどを置くと乾燥を防げます。
お手入れが難しいと思われがちな漆器のお椀ですが、コツが分かると使うのが楽しくなる食器です。そして何よりも大切なのは、ずっと閉まっておかず「とにかく使う!」ことなのだそうです。こうすれば乾燥も防げて、漆器のお椀への愛着も増していきますよね!
汁椀 欅 価格 3,000円 (税込) 天然木・本漆塗り
国産のけやきを使用した上質なお椀です。けやきの木目を活かしたシンプルなデザインが素敵!一点一点木目が異なるのも、天然木ならではの醍醐味ですね。とても軽く、漆は使うごとに美しい光沢を増していくそうです。長く使い続けるのが楽しみなお椀です。
汁椀 目はじき 独楽文様 木製 漆塗り 色:朱 黒 各¥4,320 (税込)
独楽をデザインしたモダンなお椀。独楽は昔から漆器の柄として使われてきてました。「仕事がまわる」「お金がまわる」と言われて、縁起のいいモチーフなのだそうです。色も2種類あるので、結婚のお祝いなどにもおすすめです!
栃の木のお椀 朱 中 価格 5,000円(税別) 木製(国産栃の木) 本漆塗り
朱赤がとても綺麗なお椀。何度も繰り返し塗装された漆器で、職人さんの思いが込められた手作りの商品です。あえて普段に使って欲しいとの思いから、ご飯でも汁物でもOKなこのデザインに仕上がったとのこと。国産の漆器を使ったことがない人にもおすすめしたいお椀です。
いかがでしたか?漆器のお椀についてまとめました。使われてる素材や塗りの方法の違いで、値段に幅があることが分かりました。漆器のお椀はリーズナルで可愛い物から、国産の「本漆塗り」と呼ばれる物まで多種多様です。用途に応じて使い分けるといいかもしれませんね!皆さんはどんなお椀を選びますか?
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