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    大さじと小さじのあれこれ~明日から使える知って得するトリビア~

    大さじとか小さじとかって意外とめんどくさいですよね?きちんと量らないといけないのでしょうか??そもそも大さじとか小さじって誰が決めたんですか?計量スプーンがなくても大さじとか小さじって量れるの?皆さまの疑問を一気に解決!これで明日から自慢できちゃいます!

    大さじ小さじの歴史

    大さじと小さじが量れる計量スプーン

    そもそも大さじや小さじを量れる計量スプーンは、計量カップやキッチンタイマーと同じ分類で、調理用計量器と呼ばれています。
    その中でも大さじや小さじというのは体積を表す表現です。
    日本での大さじ小さじの歴史を紐解くと面白い発見があります。
    今でこそスプーン状の大さじ小さじがわかる計量スプーンとコップ状の計量カップを使っていますが、もともとは木で作った升で量っていたそうです。
    主に大さじは15CCを、小さじは5CCを指し、計量カップの1カップはだいたい水200CCのことを指します。
    昔は少ないものを量るときにはおちょこを使っていたそうですよ。
    今とは違って結構雑だったのですね。
    でも、物がなかったなりの工夫をしていたのかと思うと面白いですよね

    大さじ小さじが使われるようになったのは?

    現在利用されている大さじ小さじの規格は、女子栄養大学創立者の香川綾が1948年に考案したものです。栄養所要量を算定するには正確な計量が欠かせないのだが、当時は専用の計量器は無く大さじや小さじの様な体積を量る場合にはテーブルスプーンやコップを使って目分量に近い形で計量が行われていました。
    そこで、枡やスプーンを基に3種類の計量器を作り上げ、次第に広がっていきました。しかしこの大さじ小さじというものは、規格として正式に制定されたものではありません。ところが、スプーンというところが使いやすかったりと自然に家庭や調理人の間で使われるようになって、事実上日本での標準規格となりました。
    ちなみに、中さじというのも存在するようです。

    ちなみにアメリカでは大さじ小さじではなく、オンスという単位が使われている

    大さじ小さじの注意点

    大さじや小さじは体積です。重さではありません。
    したがって、グラムで表記されている材料を量ることはできませんので注意してください。
    CCとMLは同じ体積なのでこれを重さに変換するにはそれぞれの食材によって違ってくるのです。
    ですので、小さじ1だから5CCだから5グラムという単純な計算はできません。

    大さじ小さじからの変換

    それでは代表的な大さじ、小さじからのグラムに変換するものを紹介していきます。
    水は基本ですので大さじと小さじの値とグラムの値が同じです。従って、水大さじ1は15グラムで小さじ1は5グラムです。
    油大さじ1は14グラムで小さじ1は5グラムです。
    上白糖大さじ1は9グラムで小さじ1は3グラムです。
    塩大さじ1は16グラムで小さじ1は5グラムです。
    酒大さじ1は15グラムで小さじ1は 5グラムです。
    みりん大さじ1は17グラムで小さじ1は6グラムです。
    しょうゆ大さじ1は17グラムで小さじ1は6グラムです。
    味噌大さじ1は18グラムで小さじ1は6グラムです。
    お酢大さじ1は15グラムで小さじ1は5です。
    いかがでしょうか?調味料だけでも大変です。

    まとめ

    いかがでしたか?
    大さじ小さじをグラムに直すのは難しいということがお分かりいただけたと思います。
    計量スプーンは高いものでもありませんし、あれば使いやすくて便利なので持っていない方は無理に重さに直すのではなく、計量スプーンを買った方が早いですね

    どうしても変換したい人は、水を基本に考えます。
    水よりも重たい物は同じ大さじや小さじでもグラム数は増えます。つまり同じ体積でも重さは違うのです。
    基本的には水よりも重い物ばかりです。
    また、きちんと量らずに自分の味覚を信じる方法もあります。その場合は、調味料は少量ずつ足してその都度味の確認をします。

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