2016/04/04
hiro1439
2016/07/10 更新
一流料理店などで見かけることも多い銅鍋ですが、昔は日本でも一般的に使われていたんです。使い方を知らない方も多いと思いますが、正しい使い方を知れば料理の腕も上がりますよ♪今回は、銅鍋の正しい使い方と、お手入れまで詳しく紹介していきたいと思います!
銅鍋をオープンキッチンの飲食店などで、見たことある方もいるのではないでしょうか?銅鍋は比較的高価ですので、どこにでもあるわけではありませんが、熱効率が最も高いためにワンランク上の飲食店にはよく使われます。熱効率は厳密には銀の方が高いですが、一般的に鍋に使われる金属の中では、コストや錆びやすいなどの理由で銅鍋が一番です。次いで鉄、アルミ、ステンレスなどの合金の順になりますが、その熱効率は銅鍋の比ではありません。
また銅鍋は高価ではありますが、お手入れをきちんとすれば一生ものですし、何より料理しやすいので料理が楽しくなるものです。ここでは、銅鍋を持っている方も、これから買おうという方にも是非知って欲しい使い方と、お手入れについて具体的に紹介していきます!
銅鍋と言っても様々な形や種類があり、使い方に応じて揃えたりする必要がありますね。まず、ご家庭の全ての鍋を銅鍋にするのは大変お金もかかりますし、ご自分やご家庭の料理の好みなどできちんと精査されてから購入することをおすすめします。
昨今では、テフロン加工などの鍋やフライパンが多く、使い方の大切な要素の油ならしをご存じない方もいるかもしれません。銅鍋だけではなく、鉄製のものなども同じなのですが、買ってきてそのまま使うと食材がくっついて正しい使い方にはなりません!やり方は色々ありますが、動画付きのリンクで詳細をどうぞ♪
画像で見ていただくとわかるとおり、内側は銅製ではありません。銅は腐食しやすいために、食品衛生法で、食品に直接触れる部分にはスズメッキか銀メッキを施すように定められています。ただ、銅の錆びの緑青(ろくしょう)は1984年に当時の厚生省から、水に溶けずに人体にも蓄積しないことが認められていますのでご家庭での使い方においては気にする必要はありません。
銅鍋の一例 行平鍋18cm
こちらは行平鍋で、内側も外側も銅製です。銅鍋の使い方で一番おすすめなのが、こういった銅鍋で煮込み料理に使うことです。銅は先述したように熱効率がよく、弱火でも均一にかつ効率よく火の熱を伝導しますので、焦げ付きにくく煮込み料理に適しているのです。
実は銅鍋で最も大変なのが使い方より使用後のお手入れです。銅は酸や塩素に弱いため、長時間料理を入れておくと味や色が変化したり腐食することがあります。また、洗う時には金タワシやクレンザーは、鍋を傷つけてしまうので使わないようにし、洗った後は水気を拭いておきます!
粒子の細かいクレンザーで一定方向に磨きます。もしくは、代わりとして塩と酢、もしくはレモン汁を練り合わせて磨く場合もあり、頻繁に使用する方はこの使い方が手軽です。その後は、塩分をきれいに洗い落とし、空拭きは念入りに行います。
また、火にかけると外側がくすんだように変色しますが、これは、酸化皮膜で錆が出にくくなるので問題はありません。
湿気の少ないところに保管します。銅鍋は使い方より保存方法も長大切です!長期間使用しない場合は、新聞紙にくるみでビニール袋に入れたり、油を塗っておきましょう!
ステンレスの内側と、外側が銅製の銅鍋 57000円
最近では車でもハイブリッドが当たり前の時代になってきましたが、銅鍋にもハイブリット銅鍋があるんです!ステンレスは丈夫ですが安価な分、熱効率が悪く、熱伝導も悪く熱ムラができやすいですが、傷に強い利点があり、その逆の銅と組み合わせることによってお互いのいいところを活かし短所を補いますし、使い方も楽になります!
銅鍋の使い方を詳しく紹介してきましたが、皆さんいかがでしたでしょうか?銅鍋の使い方は多少面倒ですが、難しい使い方以上の調理上の利点もたくさんあります。皆さんも上記を参考にして、銅鍋の正しい使い方を知ってそれを実践していただけると幸いです!
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