記事ID8054のサムネイル画像

    いろいろあって迷っちゃう…本当に使える包丁の選び方を知ろう

    キッチンに立つ人なら使わない日はない包丁。包丁は大切な道具であり相棒でもありますよね。料理において重要な包丁ですが、正しい選び方をしていますか?用途や目的に合った包丁の選び方を知って、毎日のお料理をワンランクアップさせちゃいましょう!

    包丁の選び方、知っていますか?

    毎日使う包丁。今お使いの包丁は、どんなふうに選んだものですか?お店でなんとなく目についたもの、結婚祝いにいただいたもの、単に価格の安かったもの・・・人それぞれ選び方の基準は違いますよね。どんなものを選んでも、慣れていくうちに最良の一本になるという考え方もあります。
    包丁の選び方に明確なきまりはありませんが、目的や用途に応じた包丁を使えば、少ない力で思い通りに切ることができ、調理時間もストレスも減らすことができます。とはいえ、プロの料理人ではなく普通の家庭の主婦であれば、用途に合わせた包丁をそう何本も持つわけにもいきませんよね。そこで大事になってくるのが、家庭で使う包丁の選び方。ある程度オールマイティで、手入れもさほど必要がなく、扱いやすくてお求めやすい。そんな包丁の選び方について見ていきましょう。

    家庭で使う包丁の選び方①万能性

    家庭用の包丁で一般的なのが≪牛刀≫と≪三徳包丁≫の2種類です。特殊な用途ではなく万能性を基準とした選び方をするならば、この2つのどちらかをまず1本メインに使うようにします。

    三徳包丁

    どちらも家庭で使うには万能選手ですが、以下のような違いがあります。

    牛刀・・・刃先が鋭い。刃渡りが比較的長い。細長くスマート。
    三徳包丁・・・刃先が丸い。刃渡りが比較的短い。刃に高さがある。

    三徳包丁の方が刃渡りが短く刃に高さがある分、ちょっと高さのあるものを切るときには、包丁が食材に入っていく際にぶれず安定感があります。しかし、高さのあるもの=幅があるものであることが多いので、刃渡りが短いのが使いづらく感じます。
    牛刀は刃先が鋭いので、肉の筋を切ったり食材のビニール袋をサッと切り開けたりと、刃先を使った作業が非常にしやすいです。また、刃渡りが長いのでみじん切りなども効率的にできます。

    以上のような選び方のポイントから考えると、家庭でまず持つべき最初の1本としては、

    ・刃渡り18~21センチ程度の、牛刀

    が一番のおススメです!

    家庭で使う包丁の選び方からみたおススメ

    グローバルの牛刀
    (刃渡り18センチ)

    家庭で使う包丁の選び方からみたおススメ

    藤次郎のコバルト合金牛刀
    (刃渡り18センチ)

    写真では刃渡り18センチのものを紹介していますが、キッチンや使うまな板のサイズによっては、もう少し大きいものの方が使いやすい場合もあります。売り場で実物を手に取ってから選ぶのが一番ですね!

    家庭で使う包丁の選び方②材質

    包丁を構成している材質によっても、使用感やお手入れ法はだいぶ違ってきます。
    どんな材質のものを選べばいいのか、選び方を見てみましょう。

    包丁は硬くないと切れませんが、硬い材質は欠けやすく研ぎにくいという特徴があります。また、柔らかな材質は研ぎ易いですが、すぐに切れなくなるため頻繁に研がなければなりません。
    やはり、鋼(はがね)が最高の材質ですが、手入れが悪いと錆びます。
    ステンレスの安価な包丁(数千円程度)は柔らかくて錆なども出やすく、あまりおススメできません。

    家庭で使う包丁の選び方からみたおススメ

    鋼の和包丁
    (1本1万円程度~)
    定期的に手入れができる、もしくはちゃんとした砥石で定期的に研いでくれる人がいるのなら、鋼(はがね)の和包丁に勝る切れ味はありません。良い和包丁は包丁の重みで切れるので、使っていても疲れません。鋼の種類も製造元も様々ですが、一本一万円程度のものなら、家庭で使うには十分でしょう。

    家庭で使う包丁の選び方からみたおススメ

    鋼・ステンレス割り込み包丁
    (1本5千円~1万円程度)
    日常的に包丁を研げるのならともかく、家庭では普通はメンテナンスも最低限で済ませたいと思います。選び方としては、研ぎやすく、錆びないという点は外せません。ステンレスは錆びにくく良い材質ですが、柔らかくて包丁には向きません。鋼をステンレスで挟んだ割り込みの包丁なら、両者の良いとこどりなのでおススメできます。

    家庭で使う包丁の選び方からみたおススメ

    ステンレス合金包丁
    (1本1万円程度~)
    ステンレス合金の包丁は錆びに強くて切れ味が長持ちするという良さがあります。しかし、ステンレス合金と一言でいっても価格も材質も様々なので、切れ味とメンテナンスのしやすさが満足できるものを選ぶなら、1本1万円超の高価な合金製を選ぶ方がいいでしょう。

    家庭で使う包丁の選び方からみたおススメ

    セラミック包丁
    (1本3000円程度~)
    セラミックは非常に硬い材質で錆びず、切れ味も良いです。ただ、基本的に家庭では研ぎにくいので使い捨てになりがちで、折れやすく欠けやすいという欠点があります。それでも、切れ味は1、2年とかなり長持ちするので、たとえ使い捨てになったとしても、選び方としては有効な選択肢ですね。セラミックの良さは、金属臭が食べ物に移らないことです。

    家庭で使う包丁の選び方③国産か外国製か

    選び方で考慮したいのが、日本製のものか外国製のものかということ。
    刃物で有名な外国製品も多数入ってきていますが、やはりおすすめしたいのは日本製。選び方のポイントは、やはり日本料理に合った形状のものや、日本人の手になじむ使いやすく疲れにくいものが多いという点です。外国製のものは、どっしりと重いものが多く、安定感がある反面長時間使っていると疲れてしまいます。日本製の包丁は切れ味が良く使いやすいのに軽くて疲れにくいのです。日本の刃物の技術は世界に誇れるレベルなのですね!

    家庭で使う包丁の選び方④価格

    選び方で大切なのが、価格です。どんなにいいものでも、価格が予算に見合っていなければ買えませんよね。反対に、予算内であればなるべくいい包丁を選びたいものです。
    上で見てきたように、包丁の価格は主に材質によって大きく違ってきます。選び方のポイントとしては、まずは予算を考え、その予算から包丁の材質を決めます。たとえば予算が5000円以内だとすれば、ステンレス包丁かセラミック包丁、探せばステンレス・鋼割り込み包丁も選べるかな、という具合です。次に包丁の形状(牛刀か三徳か)やサイズを選んでいけば、予算内で納得できる商品がきっと見つかるはずですよ。

    正しい選び方を知って、オンリーワンの1本に出会おう!

    いかがでしたか?
    普段包丁の選び方なんてあまり意識していなかった方も、選び方のポイントをお分かりいただけたことと思います。自分に合った包丁を使うことで、食材を切るという作業が驚くほど効率的になり、なんだか楽しくなっちゃいますよ!ザクザクと小気味よい音を響かせながら料理の下ごしらえをする時間は、誰にも邪魔されないあなただけのステージかもしれません。

    関連する記事

    この記事に関する記事

    TOPへ