2016/01/24
Nijiko
2016/02/19 更新
毎日使う包丁は、その切れ味を保つためにももちろんお手入れが必要ですよね。包丁のお手入れと言えば砥石で研ぐ事になるわけですが、その砥石の選び方をご存知でしょうか?砥石は包丁には欠かせないものです。ここでは砥石の選び方について、簡単にご説明させて頂きますね。
「包丁と砥石」これは車の両輪のようなものですね。いかに切れ味の良い優秀な包丁でも、砥石が粗悪では切れ味はおろか刃を傷めることになってしまいます。高価な包丁ほど、砥石には細心の注意が必要ですね。
もちろん100均の包丁でも、砥石でしっかり手入れをすれば、かなり切れ味の良い包丁に生まれ変わります!それだけ、包丁と砥石には密接な関係があるのです。
砥石を選ぶ前に、研ぐ予定の包丁の材質や刃の状態を見ておきましょう。最適な砥石を選ぶには、まず自分の包丁をよく知ることから始まります。一般的に売られている包丁であれば、包丁自体に材質が印字されている場合があります。 もしくは、購入時のパッケージに書いていますので見ておきましょう。もしわからない場合には、メーカーWEBサイトや、同じ包丁をネットショップ等で探せば、材質が表示されていますので、そちらを参考にしてください。
包丁の材質には、それぞれの包丁に使用されている金属の割合によって様々な種類があります。一般的な包丁は鋼やステンレスでできており、金属の含有率によって包丁の硬さも異なりますが、これらの包丁は砥石を使って研ぐことができます。なお、包丁の材質で注意が必要な材質とは、セラミックなどの硬い材質が使われている包丁です。セラミック製の包丁の場合は、ダイヤの硬い粒子で造られたダイヤモンド砥石でのみしか、研ぐことができませんので、一般的な砥石は使えません。
まず、砥石の粒度(りゅうど)と言うのは聞きなれない言葉かもしれませんが、砥石の表面のザラザラ具合(目の粗さ)を数字で表したものの事を言います。砥石のパッケージに書いてある「#600」や「1000」などの数字が粒度です。 粒度は小さい数字ほど荒く、数字が大きくなるほど細かくなります。
砥石にさまざまな粒度がある理由は、包丁の状態によって砥石を使い分けた方が効率が良いからなのです。 粒度が小さいものを「荒砥石」、中間のものを「中砥石」、大きいものを「仕上砥石」と呼んでいます。一般的なご家庭で使うのであれば、中砥石をご用意すれば良いでしょう。
砥石はどれも同じように思えますが、実はそうではありません。製造方法によって特長が違います。また、砥石に付属している台やケースにもメーカー各社がさまざまな機能を持たせていることも多いのです。ではまず、砥石の種類によっての性能の違いを見ていきましょう。
まず、包丁を研ぐ時には水は絶対に欠かせません。水を使う理由は、砥石の上で包丁をスムーズに滑らすためなのです。また、金属は熱で変形、変質することがあるため、水で摩擦熱を出にくくしているのです。砥石には水を吸収する砥石と、水を吸収しない砥石があります。それぞれにメリットとデメリットがありますので、砥石を選ぶ際には参考にして下さいね。
吸水性のある砥石は、砥石に細かい気孔(穴)が開いており、そこに水が入ることで砥石全体に浸透します。こちらの砥石を使うメリットとして、砥石の中まで水が浸透するので、包丁を研ぐ時に水をあまりかけなくても良いことが挙げられます。逆にデメリットはと言うと、包丁を研ぐ前に水に数分間浸けておく必要があることと、包丁を研ぎ終わった後、砥石が乾くまでに時間がかかると言うことです。
次に、水を吸収しない砥石についてですが、こちらは水を吸収しないので、常に水をかけながら包丁を研ぐことになります。こちらの砥石を使って包丁を研ぐ場合のメリットとして、水をかければすぐに包丁を研ぐことができ、また、包丁を研ぎ終わった後も砥石の乾きが早いことが挙げられます。逆にデメリットとしては、砥石を傾けたり、包丁を研ぐ動作のなかで水がはけてしまうので、頻繁に水をかけなければならないという事です。どちらの砥石を使っても、メリット・デメリットともにあるようですので、自分が使い勝手の良い方を選ぶと良いですね。
いかがでしたか?砥石の選び方、少しは参考になりましたか?また、昔ながらの一般的な砥石で包丁を研ぐ方法ではなく、最近では下記の画像のように、簡単に包丁が研げる砥石もあるようです。使い勝手の良い砥石を用意しておくと良いですね。包丁の切れ味は、砥石によって決まる!と言っても過言ではありません。使いやすい砥石が見つかりますように・・・。
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